瑕疵物件に買い手はつくのか
瑕疵物件に買い手はつくのか
瑕疵物件は、いわゆる欠陥住宅とも言えるような何らかの欠陥、問題がある物件(建物)のことを指します。瑕疵物件は、通常の場合であれば難しい話のように思えますが、場合によっては買い手がつくこともあります。
一つは、このような物件の場合、不都合に感じる部分を直して欲しいと主張する瑕疵修補請求が可能だからです。このような主張をすれば、直して欲しい部分を直してもらうことを前提に買主も購入を決めます。
勿論、売主が該当物件に瑕疵があることをきちんと正直に告げなければなりません。
二つ目は、瑕疵の分だけ、購入価格を減額してもらえるよう請求することが可能です。瑕疵があると、場所にもよりますが、日常生活を送るにあたり不都合が生じる場合が想定されます。
こちらも、一つ目と同様に、売主が契約前に買主に対して瑕疵の存在を告げる必要があります。
いずれにしても、問題のある点を告げないで契約をするとまた別の問題が発生するので注意が必要です。
つまり、瑕疵物件にも場合によっては買い手がつくことがあり得るのです。
瑕疵物件は売れないと言われているのは本当か
できれば家賃は安い方が良い、家を購入するにしても安くないと買えないと言う人はたくさんいます。条件が良くなると家賃も価格も高くなりますが、それでも安い物件があります。瑕疵物件であれば、その周辺の物件よりもかなり安いので売れないと言うことはあまりないはずです。
瑕疵物件は自殺や他殺などがあったために、あまり住みたがらない人は確かに多いです。どうも気分的に落ち着かないのではないかと思うかもしれません。条件が良かったとしても、ここで事件が起こったとなると怖くて住めないと言う人がたくさんいるのも仕方がありません。
意外なことに、全く事件があったことを気にしない人も多いです。だから、悲しい事件が起こった瑕疵物件であったとしても、安いからそこに住むことに決める人は決して少なくありません。
事件があった物件だからと言って、絶対に売れないと言うわけではなく、人によってはお得だと考える人もいるので、安い物件を探しているなら瑕疵物件にすることも考えてみませんか。
◎2023/6/20
情報を追加しました。
>瑕疵物件で想定される不具合には何があるか
>瑕疵物件はさまざまな使い道で活用することが出来る
>瑕疵物件には心理的以外のタイプが存在する
>大家さんが知っておきたい瑕疵物件に関わる条例
>海外にはいわゆる瑕疵物件をどうしているのか
◎2022/8/19
情報を追加しました。
>瑕疵物件のメリットは何といっても価格の安さ
>瑕疵物件を購入したり借りた時のデメリットは?
>瑕疵物件とは事故物件のことを指しています
>瑕疵物件を知らずに購入した際に起こるトラブル
>瑕疵物件を隠匿して売却すると賠償責任を負うことも
◎2020/10/13
損害賠償請求について
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◎2020/8/11
瑕疵物件の意味
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◎2020/6/10
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◎2020/3/16
「瑕疵土地」になる?
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◎2020/1/21
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◎2019/11/29
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